セドナメソッド
新版 人生を変える一番シンプルな方法 ― セドナメソッド ―
- 作者: ヘイル・ドゥオスキン,安藤理,乾真由美
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
「ネガティブな感情に振り回されてはいけない。だから、強い意志と広い心をもってポジティブでいるようにするべきだ」
それは本当でしょうか。あるいは
「感情を抑え込むのは自分をいじめることだ。だから、自分の言いたいことを言ってやりたいことをやるべきだ。それで嫌われても迷惑をかけてもいいのだ」
というのが正しいのでしょうか。
感情の抑圧、表現。大勢の人間の中で生きていくしかない私たちにとって、どちらも必要ではあります。しかし、どちらも度を過ぎると、ストレス性の疾患や、あるいは社会的に孤立した立場に陥るなど、不便な結果を招いてしまいます。
抑圧と表現のどちらの大事さも認めながら、第三の道を提唱してくれるものがあります。第三の道、「手放し」を教えてくれるもの。
それが「セドナメソッド」です。
新版 人生を変える一番シンプルな方法 ― セドナメソッド ―
- 作者: ヘイル・ドゥオスキン,安藤理,乾真由美
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
「手放す? それって感情を無いことにして捨て去るってことじゃないの?」
という疑問が出てくるかもしれません。
結果として無くなることはあり得ますが、決して無視するのではありません。
逆です。
「その感情があること」をしっかりと認めるのです。
手順としては自問自答です。
1.この感情(怒り、悲しみ、不安、‥等)を認めますか?
2.手放しますか?
3.いつ?
こんな感じで自分に問いかけていきます。
「それだけ? 手放すって、形のないものをどうするの?」
手放す、と決めるだけです。
私の場合、息をちょっと止める、手をちょっと握る、など力を込めたのちに、「手放す」と決めつつ力を緩める、という具合に、体感覚とリンクさせるとやりやすいです。
この辺は視覚イメージや、言葉での暗唱がぴったりくる人など、それぞれに向いている方法があるかもしれません。
しかし基本はただ、「感情を認める」そのうえで「手放すと決める」だけです。
「そんなので効果があるの?」
あるんです。
1970年代に、セドナメソッドの元となるシステムができて以来、大勢の人々がセミナーで、書籍でこの手放しテクニックを学び、人生の好転に大いに役立ててきました。
私も半信半疑で、本を読んだ後しばらくは忘れていたくらいでした。しばらくしてひどく気分が悪い時に暇つぶしに
「この虚無感を認める? 手放す? いつ?」
と繰り返していたら、いつの間にか穏やかな感情に代わっていました。びっくりです。
もちろん、これさえやれば万事OKという怪しげな魔法ではありません。
ですが、試さずにいるのはとてももったいないことです。
日々の生活の中に、「感情の手放し」という小さな新しい試みを加えてみるのはいかかでしょうか。