邪魔者は消せ

欲しい現実を引き寄せる潜在意識の力、とかいう本やセミナーが手を変え品を変えて絶えませんが、それとどうじに

「世界は幻だ、お金も幻想だ、恐怖も幻想だ、愛しかない」

という非二元とかそういう教えもまたたくさん出回っています。幻想だと言ってる割には、セミナー代金やマントラ代金は結構なお値段をしっかりと集めていい商売じゃねえかと思ってしまいますが、一円も出してない奴に言われたくないと思います。

 

何かを得たい、という衝動と、そういう衝動から自由になりたい、という衝動、これらをグルグルしてしまうのが多くの人ではないでしょうか。

どちらにしても「私」が得たい、「私」が自由になりたい、と、どこまでいっても私がついてまわります。

我欲を捨てたい、というのも「私が」ですからね。

で、「私」という記憶と思考のデータベースをなくそうと、修行者は滝に打たれたり断食して瞑想をしたりするし、忘我の快楽を求めてドラッグやセックスを追い求める人もいます。

そこまで極端でない社会活動、例えばビジネスや政治、福祉などに打ち込むのも、根底は似たような衝動ではないかな、と思います。

で、どうしても「私」なんて消せる気がしない、という絶望に至ると、文字通り自分を殺すことに走る人もいます。「なんでもいいから死刑になりたい」という無差別殺人なんかもやはり自分を、「私」を殺したい、なくしたいという衝動でしょう。

 

邪魔なのは「私」

でもその思いを発しているのも「私」

逃げも戦いもせず、私を観察してみたら?