空中3段下痢

と、変換されてしまいましたが、そのままにしておきました。

それはともかく、「空手バカ一代」に子供のころにはまって、空手道場にも通っていたことがあります。

物理的に考えれば、突きにしろ蹴りにしろ、地面を蹴る反動と自分の筋肉での力が合わさって破壊力になるわけですから、空中で3回蹴れたとしても2回目以降は威力がガタ落ちしているわけです。

なんでそんなものが伝説の必殺技になったんでしょうか。と、今なら冷静に判断できますが、当時の愛読者には考えもつかなかったのです。

「まあ、漫画を真に受ける子供ならそんなもんだろ」

と、納得できそうですが、驚くなかれ。「空手バカ一代」に出ていた空手家が恐喝の容疑で逮捕される際に、警察は機動隊を出したそうです。銃や日本刀を振り回しているわけでもない、ただの人間一人にです。

「空手の強者ならば、並みの成人男性を20人くらいは一人で倒すことができる!」などという漫画の中の設定を、一般社会も信じていた、という証拠だといえます。

 

人間は、自分で思っている以上に、「イメージ」を元に感じ、考えてしまう習性がある、ということです。

それは子供や、ゲーム・アニメにはまるオタクだけではなく、人間全体の習性なのです。だから「自分はしっかりとした人生経験もあり考えも持っている」という自信は、イメージの力の前では全く無力かもしれない、ということを頭の隅っこにおいておくべきかと思います。